東王公・孔子弟子及び車馬図
上層部中央に位置する東王公は、西王母と共に漢代神仙世界の最高神である。東王公の周囲には九尾の狐・玉兎・三本足の烏などの神獣が配置されることが多い。中層部には孔子の弟子が列をなしており、その中で鶏冠を戴いているのが子路である。孔子やその弟子の図像は、墓の被葬者が儒教の教えに忠実であったことの表れである。下層部の車馬図は、被葬者が見回りに出かける場面や葬儀の行列を表すことが多い。
- 典藏號
- 12766-2
- 期間
- 後漢(25-220)
- 尺寸
- 拓本 縦97.0cm×横199.0cm
- 出土地
- 山東省嘉祥県武氏祠出土(原石は山東省嘉祥県に現存)