雍正初年に密かに立太子位の制度を立て、その密旨は、後継者の情報は乾清宮にある順治帝の手書した「正大光明」扁額の後ろに隠された箱の中に収められた。これはわずか数語の皇位継承に関する勅命でもある。これまで「遺詔」は、天下に皇位継承の候補者を宣告する機能を果たしていたが、皇位継承に対する直接的な法的根拠とは見做されていなかった。雍正の遺詔を作る際、乾隆は主導的な役割を果たしたが、ただほとんどの場合においてはやはり、雍正八年(1730)に彼が直々に下した寛仁施政及び密勅の中にあった人事配置に拠っている。
- 典藏號
- 038236-001
- 期間
- 雍正13年8月23日(1735.10.08)
- 尺寸
- 79.9x517.8 cm
- 材質
- 紙