勅諭劉瑞芬出使法義比三国
清朝において文武官を国外に派遣する際には勅書を発行した。勅書は内閣が起草し、受け取った官員は離任の際に内閣へ提出した。本資料は光緒十三年(1887)に劉瑞芬が欽差大臣としてフランス(法)・イタリア(義)・ベルギー(比)に赴いた際に発せられた勅書である。劉瑞芬は長く外交官として活躍し、ロシアの漠河金鉱権益入手への野心を阻止したり、ビルマ・朝鮮等の朝貢国を支援し体制維持に努めるなどの功績を残した。
- 典藏號
- 038296
- 期間
- [清]光緒十三年(1887)
- 尺寸
- 縦45.6cm×横233.0cm
- 材質
- 紙本