陶鬹は大汶口文化と山東龍山文化を代表する器種である。本資料の胎土は砂質粘土で、表面に赤い塗料が塗られている。三本の袋状の足を備え、腹部には二本の突帯紋をめぐらせ、前胸部と注ぎ口の根元の両側の三箇所に鋲状の装飾が施してある。注ぎ口の先端はやや内側に向かってすぼまり、口縁部は後ろに向かって尖っている。注ぎ口の反対側には縄状の把手を伴う。
- 典藏號
- R018036
- 期間
- 紀元前2600-前2000年
- 尺寸
- 高さ28.2cm、腹径15.3cm
- 出土地
- 山東省日照市両城鎮遺跡 瓦屋村39号坑出土
- 材質
- 陶─紅陶