三節提梁卣
本体と圏足部は雷紋と獣面紋で覆われ、提梁部は両端に兎形の立体装飾が、それ以外の部分には雷紋が施されている。蓋は頂部には渦紋、その周辺には雷紋と巨目紋が施され、蓋と提梁との連結部分はヒキガエルをかたどっている。蓋と提梁は環によって連結しているが、このような構造は分鋳法による成形の典型である。この資料の特殊な点は本体が上下に分解できるところで、上部を下部から引き抜いてさかさまに置くと觚になる構造となっている。
- 典藏號
- R001071
- 期間
- 紀元前14世紀後期-前11世紀中葉
- 尺寸
- 高さ28.0cm、最大腹径16.3cm
- 出土地
- 河南省安陽市侯家荘西北岡1022号祭祀坑出土
- 材質
- 青銅