貝紋鼎
口縁部はすぼまり気味で腹部は膨らんでいる。把手と蓋、三本の獣蹄足がついている。蓋・把手・器腹には貝紋帯がめぐり、蓋の中心部には蓮弁紋を配置している。これらの紋様はいずれも器壁から盛り上がることなく平らになっており、西周時代の器物に見られる盛り上がった紋様表現とは異なっている。器底には鋳造時の痕跡がはっきりと残っており、火にかけた際の煤の痕跡も見られる。
- 典藏號
- R020210
- 期間
- 紀元前771年-前221年
- 尺寸
- 高さ11.6cm、口径11.2cm、腹径13.0cm
- 出土地
- 河南省汲県(現・衛輝市)山彪鎮1号墓出土
- 材質
- 青銅
- 備註
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