牛方鼎
史語所が安陽で行った発掘調査の出土資料中で最大の体積と重量を誇る青銅器。1004号大墓の南側墓道の東壁北端から、「鹿方鼎」と並んで出土した。器体表面四方には牛頭を主体とする紋様が鋳込まれ、前後面には牛頭の両側に鳥を一羽づつ配置し、側面には牛頭の両側に鳥と龍を配置している。口縁下部には帯状に夔龍紋をめぐらせている。足部にもそれぞれ牛頭紋が施され、底部には牛をかたどった銘が見られる。
- 典藏號
- R001750
- 期間
- 紀元前14世紀後期-前11世紀中葉
- 尺寸
- 高さ73.3cm、幅64.1cm、奥行き45.4cm、重さ110.0kg
- 出土地
- 河南省安陽市侯家荘西北岡1004号殷王大墓出土
- 材質
- 青銅
- 備註
- 國家寶藏館