武殿試大金榜
大金榜は科挙の殿試の合格者名簿である。皇帝の裁定によって合格者(進士)が決定すると、内閣は黄色い紙に進士の姓名を記入して大金榜を作成する。次に皇帝の御前で大金榜に記入された進士の姓名を読み上げる儀式(唱名)を行う。唱名の後は礼部の官僚が大金榜を掲げて宮殿を退出し、第一甲第一名(首席合格者)の進士が次席以下の進士を引き連れ、大金榜の先導に従い宮殿を退出する。宮殿から運び出された大金榜は東長安門外に掲示され、三日後に回収された後に内閣で保管される。ただし、本資料のような武殿試(武官の科挙の殿試)の大金榜は兵部によって掲示が行われ、掲示場所は西長安門外であった。
- 典藏號
- 037045
- 期間
- [清]道光二十四年(1844)
- 尺寸
- 縦104.0cm×横444.0cm
- 材質
- 紙本
- 備註
- 國家寶藏館