番社采風図-迎婦
台湾南部や北部における平埔族の家庭制度は女性尊重の傾向があり、女性が男性を娶る習慣など、いわゆる母系社会に近い形態であった。平埔族の若者は年頃になると自分で結婚相手を選び、婚礼の日には新婦が新郎を迎えに行き、手をつないで新婦の家へ帰るのが慣わしであった。このため、結婚のことを「牽手」とも称した。
- 典藏號
- 85361
- 期間
- [清]乾隆年間(1736-1795)
- 尺寸
- 縦40.5cm×横29.5cm
- 材質
- 紙本