豊碑の拓片
史語所は二万八千余種、約四万枚にも達する大量の金石拓本を所蔵しておりますが、その大部分は1930年代前半に収集・購入したもので、ごく一部寄贈によるものも含まれています。これら拓本資料の多くは過去の研究書(著録)に未収録の資料及び古い時期に採拓された良拓によって構成されています。この展示コーナーでは採拓した器物の種類によって次のように分類しております。
「青銅器全形拓」:主に伝世青銅器から採拓した拓本に切り貼り・加筆などの加工を施して作成した青銅器の全体図。清代中期以降に流行した。展示資料の多くは良拓で著録に未見、一部は過去の大学者による題記を伴う
「漢代画像」:漢代の画像石・画像磚・墓室の壁画などの拓本。主に山東省・河南省・四川省・江蘇省の資料から採拓。
「仏教造像」:北魏時代の造像碑と石窟造像を中心とした拓本。当時の仏教信仰の特徴が表現されている
「唐宋墓誌」:もと千唐誌齋主人(張鈁)所蔵品を購入した資料が大半を占める。中国独特の墓誌文化の、唐代から宋代にかけての変化・転換の様子を知る上で重要な資料。
「青銅器全形拓」:主に伝世青銅器から採拓した拓本に切り貼り・加筆などの加工を施して作成した青銅器の全体図。清代中期以降に流行した。展示資料の多くは良拓で著録に未見、一部は過去の大学者による題記を伴う
「漢代画像」:漢代の画像石・画像磚・墓室の壁画などの拓本。主に山東省・河南省・四川省・江蘇省の資料から採拓。
「仏教造像」:北魏時代の造像碑と石窟造像を中心とした拓本。当時の仏教信仰の特徴が表現されている
「唐宋墓誌」:もと千唐誌齋主人(張鈁)所蔵品を購入した資料が大半を占める。中国独特の墓誌文化の、唐代から宋代にかけての変化・転換の様子を知る上で重要な資料。