顔真卿がその父顔惟貞のために立てた家廟の碑の拓本である。碑文にはその先祖及び家族の仕官経歴と後裔の学問や功績などが述べられている。この碑文は顔真卿が72歳の時のもので、顔体の代表作である。碑額の篆書は李陽冰の手蹟で、顔真卿の楷書と並ぶ傑作と賞賛されている。碑石の四面に碑文が刻まれているため別名「四面碑」ともいう。
- 典藏號
- 01080
- 期間
- [唐]建中元年(780)
- 尺寸
- 拓本 縦274.0cm×横154.0cm
- 出土地
- 陝西省西安市出土(原石は現在西安碑林所蔵)