中柱旋龍盂
外側に大きく開いた口、腹部のふくらみ、圏足という器形上の特徴は簋に似ている。また、両側にある縄状の耳(把手)は上に向かって彎曲している。器体上部と圏足部とにそれぞれ夔龍紋がめぐらせてあり、二つの紋様単位が向かい合って獣面紋を構成している。内部に一本の円柱が立ち、柱の先端には六枚の花弁をもつ花形装飾が、柱の中ほどには四匹の立体的な蟠龍が首をもたげている装飾がついており、しかもその装飾が回転するという特殊な構造をとる。
- 典藏號
- R001089-90
- 期間
- 紀元前14世紀後期-前11世紀中葉
- 尺寸
- 高さ15.7cm、口径26.1cm、足径16.4cm
- 出土地
- 河南省安陽市侯家荘西北岡1005号祭祀坑出土
- 材質
- 青銅