上部と下部を別々に鋳造してから合体させたもので、連結部には本来すのこを備えていたと思われるが現在では失われている。腹壁には不明瞭ながらも二本の突線紋がめぐっており、両者の間には一本の縦線とそれを挟んで両側に点を二箇所配置した紋様があるが、これは獣面紋の鼻と目の省略表現である。内側には銘文「〓」が見られる。
- 典藏號
- R020014
- 期間
- 紀元前11世紀中葉-前771年
- 尺寸
- 高さ30.2cm、口径17.0cm
- 出土地
- 河南省濬県辛村60号墓出土
- 材質
- 青銅